ブログなんてそうそう続かない
いや、まだやめないけど。
自分が生きているということ、そしてまもなく終焉を迎えることを認識した時から、なんでもいいから残しておきたいと感じた。
軌跡を記すとかそんな大げさなもんじゃなくて、なにかしら吐き出したいって感じかも。
かといって、日々特別なことは何もなく、闘病生活でもないので面白みもない。
すると続かないわけですな!
書くの面倒だし。
でもたまには何かしら書きますわー
と、クリスマスのこんな時間に目が覚めてしまった日記でした。。。
何のためかはわからないがとにかく今日は病院へ行った
回顧録は休憩して現在進行中の事も書いていこうと思う。
ということで本日12月21日、診療のため病院へ出向く。
別に診察することもないし治療できるわけじゃないしで行かなくても良かったけど、保険会社から送られてきた診断書を出す必要もあったのでまぁいいかと。
で、センセはやっぱり治療したいみたいだった。
やりたがりなのか金になるはずの患者を逃したくないのかわからないけど、とにかく治療を勧めてくる。
まぁ手の打ちようがないと言われるよりはマシかもしれないけど、金銭的に無理があるのでどうしても今すぐの治療はできないと改めて。
センセの提示はこんな感じ。
2か月程度の予定で抗がん剤による化学治療、これは入院が必要。
抗がん剤を使うので体力や免疫力の低下がある。
(副作用については説明なし)
その後1か月前後開けて、抵抗力がある程度戻ったところで外科手術による扁桃癌とリンパ節転移部の切除。
これは発声に多少の障害が残る可能性がある。
(リンパ節を切除することでの後遺症についての説明なし)
とまぁこんな感じ。
自分で調べた範囲だと抗がん剤の副作用がないことは考えにくい。
もちろん個人差はあるだろうけど投与終了、即社会復帰は困難だろう。
扁桃癌部分とリンパ節の切除に関してはどう影響が出るか正直わからない。
声は出しづらくなると言うくらいしか説明がないけど、リンパ節切除での後遺症はないのだろうか。
いらない物を切り取るわけじゃなし、今後の身体機能への影響を考えると簡単な話じゃないはず。
特においらはブルーカラーのしがない作業員だ。
まともに動ける身体じゃなくなったらそれは社会的に死んだも同然。
そんな話をまた繰り返し、結局すぐの治療開始はないということで最終結論となりましたとさ。
今後は緩和ケアの病院を探して紹介状書いてくれるらしい。
そのために院内ソーシャルワーカーの予約を取ってね、だって。
しかも後日電話で…メンドクセェ
それと並行して月一くらいで通院しつつ、進行等々確認しながら様子見ってとこ。
4月になったら完全に引っ越し完了で生活拠点が移るので、そしたら転院することになるかなーってのも伝えて本日は終了。
まぁあんまり意味の無い診療だったかなー
医療費に関しては行政のチカラを借りて負担は最小限に抑えることが出来そうなこと、生命保険に先進医療特約がついてたのでなにか使える治療法がないかも相談したけど、即答で何もないないナッシングと言われたのは軽くショック…
効果は未知数であっても、副作用が少なくて平常生活に影響がほぼ出なそうな免疫治療やハイパーサーミアとかは全否定な雰囲気だったな。
日帰りで週一とかでできて金銭と身体負担が少ない治療が存在する以上、効果があまり期待できなくてもやってみたいもんだけども。
だってさ、コレ、命かかってるんだよね。
治療はしないけど別に投げやりになってるわけじゃないし、死にたがりなわけでもないんだけど、そのあたりが通じない、気持ちを汲み取ってくれないってのはなかなか悲しいもんがあるわ。
とりあえず保険会社の契約によると、ハイパーサーミアは放射線治療と同等扱いで保険金が給付される対象らしいので、どっかさがして受けてみようと思う。
だってさ、何もしなきゃ進行するだけだけど、何かしたらよくなる可能性はゼロじゃないもんな!
悪くなることもあるのかもしれないけども…
あ、そういや今日は初めて余命について触れられたな。
このまま何もしないければ1,2年の命ということらしい。
じゃあ治療やったらどうなんの?って聞いたら5年10年先を考えることもできる、みたいな微妙な答えだったわ。
バッチリ治ってバリバリ働けるよ!って言われたら治療に傾くけどなぁ。
まぁそりゃ無理な話か。
生き延びたけどちゃんと働けない。
これが一番まずいので、やっぱり現状を受け入れるしかない。
でもやっぱりさ、死にたくねぇよ。
ちくしょう。
求む ) 石油王か大富豪、お金を捨てる先を探してるお金持ち! 当方余命不明だけどそれほど先の長くない癌患者です!
はぁお金が無い。
厳密に言うと治療費と生活費とを秤にかけることになっていて、どちらかしか選べない状況。
これは結構追いつめられているかもしれない。
ちょっとした医療保険に入ってるので、高額医療の限度額まで払って、入院に必要なものをそろえるくらいは入ってくるかなぁ、ってとこ。
でもその間の収入は断たれるわけで、現金収入が無ければ生活が成り立たないのは当たり前の話。
毎月の支出から考えると20万程度はないと生きて行く事さへ困難なのでこりゃどうしたもんかなぁとあれこれ考えた。
抗がん剤や放射線治療を受けるとすると大体2か月前後の入院が必要になってくるらしい?
手術なら1か月くらいっぽい?
その後社会復帰、おいらの場合は半ドンソコソコ肉体労働できる程度の回復が必要だとすると、体力、免疫力がある程度戻るまでに1か月~3か月くらいはかかりそう。
とすると2か月から5か月くらいの生活費を借金で補うことになる。
後遺症や副作用の状況によってだいぶ変わってくるだろうけどね。
金額としては大したことないと思えなくもないけど、その後同じようにきっちり働くことができればってのが前提になるわな。
万一治療がそれほどうまくいかなくて、体力低下により社会復帰できない上にがん自体も良くならなかった場合、借金だけを背負うことになる。
しかもそのまま働けない期間が続く限り借金が増え続けるか、借入できないところまで膨れ上がった挙句家族全員路頭に迷うことになる。
うちは、給料取り時代景気がいい時に成り行きで買っちまった小さい家に住んでいる。
もちろん全額ローンだ!全額!
そいつの返済と数年前仕事が全くなかった時の借り入れがあって、それに合わせて毎月の生活費や仕事の経費が必要になってくる。
ローン付きの持家だから生活保護も厳しい。
ということはどんな状況でも毎月ある程度の稼ぎは必須!
治療するにしても失敗は許されないし、借金残したまま死のうもんなら子供たちにそれを背負わせることになる。
子供は上が今度高校生、下は小学生だから、家のローンを払いつつ死にかけのおいらを食わせろ、面倒見ろってのは酷な話。
治療なりよいよい状態なりが続けば続くほど子供らの未来を食いつぶしていくことになるのは明白。
最悪、住宅ローンの未払いが続き、競売にかけられ住まいを追われ、結局そのまま死んでいく、なんて最悪のケースまであり得る。
とすると考えられる方法は限られるな。
一番簡単で間違いないのは今すぐ首でも括って死ぬこと。
これは精神的ダメージを考えなければいちばんてっとりばやい。
でもさすがに自殺は勘弁だし、きっとそこまで胆据えて幕ひくことはできないんじゃないかと思う。
もう一つの手段は行けるところまで平常生活して、しんどくなったら延命治療せずに終わりを待つ。
緩和ケアやホスピス的な何かを利用できればするかもしれないけど、それは体調に問題を感じない今はピンとこない。
でもまぁ一番現実的な線だと思うね。
まだ調べきってないこともありそうだから完全な決定事項ではないけど、今のところ(12/3あたりに考えてたこと)はまぁそんな感じかね。
このあたりの考えを踏まえ子供らと家族会議をしたね。
そして奴らが出してくれた結論は、次世代への被害を最小限にとどめること。
これはおいらがごり押ししたわけじゃなく、何時間も相談して子供たちが自分の口から言ってくれたことだ。
悲しくない、切なくない、といったらウソも混じるけど、さすがおいらの子だ、誇らしさも感じる。
親は子を産み育て次世代、すなわち未来へ種を繋ぐために存在する。
人間は畜生ではないので、現代社会では完全なる義務とは言えないだろうけど、それでも生物としては世代を紡ぐことが重要であることは間違いない。
それを踏まえ、自分たちが子供のうちに親がいなくなったとしても頑張って生きて行き、また種を繋ぐための努力をしよう、という考え方。
我が子ながら立派だ。
それでもまた親の死を早々に味わうことになる奴らには本当に申し訳ない。
8年前母親を無くしたこいつらはそれほど涙も流さず、内に抑え込んだままわがままもそれほど言わず、贅沢もしないまま父子3人で生きてきた。
あの時は全く前触れもなくぽっくりだったからそれよりかはましなのかもしれないが。
しかしなぁ、まだまだ頼りないのも事実。
もうちょっとしてやれることがあるんじゃないかと思うので、死ぬ間際まで何かしら残せるよう腐らず投げ出さず命を大切に暮らしていきたいと考えてる。
もしこんな状況を憐れんでくれる物好きな大金持ちがいたらいくらでも恵んでくれ。
乞食だろうとたかりだろうと、もしまだ生きて行かれるのであれば喜んで施しを受けるよ。
プライドだけじゃ生きて行かれないからね。
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